適応障害と不安感

適応障害の症状に「不安気分を伴う」部類があります。

主な症状はイライラ、物事に敏感すぎる反応、そして不安感です。

新しい環境で慣れるかどうか不安であるこの状態に耐えられない時、どんな変化が出るのか見てみましょう。

新しい環境に慣れるまでに時間がかかるのは誰にもあること。

分かっていても終わることのない不安に襲われる不安。

「この仕事が失敗したら」
「最後までやり通せるだろうか」
「取引先とのやりとりがうまくいけるだろうか」というありきたりな悩みに陥ってしまうのが適応障害の不安感の特徴です。

仕事が終わり家に帰っても「あの対応はあれでよかったのだろうか？」と自分で原因を作り仕事をどんどん難しくさせてしたうこともあります。

仕事の悩みを自分で解決しなきゃと焦るたびに心の中で孤独が生まれて自分から孤立していく傾向があります。

例えば会社が倒産してしまい、職を失ったショックがトラウマとなり新しい職についても「職を失う」不安がついて回ります。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)と適応障害の不安感の症状が似ているという説もあるほどです。

終わりらない不安感が悪化するとどうなるのか？経験上、生きてることにとても不安を持ちました。

そして、死ぬことさえも不安になりパニック障害を併発してしまったことがあります。

外と人と接するのが怖い。家にずっと引きこもっていたい。1年半くらいは仕事もせずに家に引きこもっていました。

しかし、社会かは疎外された自分に生きる価値が見いだせず何度も心療内科に通院する日々を送っていました。

ですが、その不安を「箱庭療法」で今の心の状態を知ることで、不安から開放するためにイラストを描いたり、イルカを見に行ったりと不安をモノに変える作業をすることで症状を緩和していきました。

適応障害の不安を取り除く環境を探すのはとても難しいことですが、必ず解決のカギはあるのでゆっくりと専門家やメンタル科を探してみると良いでしょう。