適応障害NAVI | 症状・治療・仕事との関係などを解説

適応障害とは何か〜症状・治療・仕事との関係など

適応障害とは何か?

適応障害とは、世界保健機構の診断ガイドラインによると、何らかのストレス要因によって情緒や行動面で日常生活や社会生活に柔軟な対応ができなくなることと定義されています。適応障害とは、普段当り前のようにできていたことが、あることをきっかけにして精神的に苦痛になってしまい感情のコントロールができなくなってしまうことやその場にふさわしい行動ができなくなってしまうことを言います。

 

適応障害の症状

適応障害の症状は、人それぞれ異なりますが、不安な気持ちになること、食欲不振、不眠、倦怠感、混乱などがあります。それらの症状が原因となり、二次的問題を引き起こすこともあります。例えば、学校や仕事やの遅刻、欠勤、登校拒否などが多く見られる例です。

 

他にも、多量飲酒や暴力、うつ症状を生じることもあります。情緒面の問題や行動面の問題が生じると、円滑に社会生活を営むことができず、信用を失ってしまうことも少なくありません。また、人間関係にも支障をきたし、居場所をなくしてしまうことも考えられます。

 

適応障害になったら休職や休学を考えることも大切です

適応障害もうつ病と同様にストレスや何らかの社会要因がきたす影響であり、休養が大切だと言われています。無理に学校に行くことや無理に仕事に通い、「頑張ろう」なんて思う人の方が多いのかもしれませんが、しっかり休養することは治療の一つであり、早期の治療が社会生活を円滑にします。

 

仕事をしても、従来までの自分ができていたことができずに、支障をきたし、大きな損害を被る可能性だってあります。適切な判断、適切な選択ができなくて信用を失うよりも、休養して早く治療し、心身ともに健康な状態で復帰することが大切です。


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