適応障害と表情の関係

表情とは

表情とは情動に応じて、身体各部に表出される変化のことをいいます。特に顔面に表出される変化を顔の表情といいますが、通常「表情」といって指すのは顔の表情を意味する事が殆どです。

Ｃ．Ｒ．ダ-ウインは表情の生物学的意義を重視して「人間と動物の表情」と題する著書の中で、それを３つの原理によって説明をしました。①習慣化したものとして習慣連合の原理、②反対側の状況は反対側の表情を起こす、反対の原理、③神経系の性状の原理として、反射など神経系への直接作用となっていますが、表情は他者の感情や情動あるいはその意図や欲求をするうえでの手がかりとされています。

無表情とは、容易さは優美さを書く様で活気が無くぎこちない性質、態度が意図的に平然とした表情の事を指します。簡潔にいってしまえば、表情の変化に乏しく上場を出さない事やその様子の事を言います。

適応障害と表情について

適応障害と診断されている人の中には、その人の態度や行動で職場の雰囲気が悪くなってしまうと言う事があります。極力人を近づけさせないようにしているため、コミュニケーションをとろうとしてもコミュニケーションが取れません。仕事上、必要な事を話しかけたとしても、表情が怖く受け答えの反応が鈍いというケースもあります。

そうした、適応障害の方の表情が原因で仕事が円滑に進まなかったり、周囲はどのような対応をしたら良いのかわからないと言う事から、就業が紺なのではないかという判断に至り仕事を与えられなくなったり、周囲から無視をされて疎外感を受けてしまい、余計にそれがストレスとなり適応障害の症状を悪化させてしまうという悪循環が繰り返されます。おそらく、そのような無表情で職場を過ごしている人は、周りの人すべてが敵に見えてしまっているという証拠です。

適応障害と表情の関係