適応障害と上司・部下の関係

適応障害と上司・部下の関係

適応障害になったら上司に相談するのが当り前?

多くの会社が耳にたこができるほど言われるのが「ほうれんそう」報告・連絡・相談ですよね。例えば、適応障害になった時にまず会社の誰に相談しなければならないでしょうか?一般的には現場の上司に伝えるのが当り前と言われるでしょう。

 

しかし、現場の上司にパワハラの気があるのであれば、誰も相談したくないですよね。相談したところで何を言われるかわからないどころか、上の人間にどのような報告をするのか…というような不安がよぎります。このような場合、誰に相談したら良いのでしょうか?

 

適応障害になっても上司に相談できない

上司が部下を守るのは当り前だという考え方は、浸透しつつありますが、中には自分の地位が最優先にし、部下に圧力をかけてくる上司だって少なくありません。パワハラ上司がいる職場では、このような相談を誰にしたら良いでしょうか?

 

一般的な会社では、課長を通り越して部長に報告するなんてことはタブーかもしれませんが、パワハラを行う上司が居ては休職についての相談をするどころか、「お前が弱い人間だから」「この程度で休むなんて、もうクビ」なんて脅されては、休職するにも怯えていなければなりません。

 

万が一、ご自分が適応障害やうつ病などの精神疾患を発症してしまったら、会社の信用できる人に相談しましょう。上司に連絡・相談しないで休職するなんてと思われるよりも、休職をさせてもらえなかったり、罵倒されるのなら話になりませんよね?

 

適応障害という病気の怖い所は、働きながらの治療は休職した人よりも予後が不良だということです。てきるだけ、ストレスになる事柄から離れて生活することで元の生活に戻ることができるのでしっかり休養することが大切です。また、悪化するとうつ病のリスクを高めてしまいます。うつ病にまでなってしまうと再発のリスクも高まるので注意が必要です。