適応障害による転職後の再発

適応障害による転職後の再発

せっかく転職をして心機一転!と0からスキルを積み上げていこう!と矢先に適応障害が引き起こしてしまう人も存在すると思います。転職すれば適応障害が治るというわけではありません。

 

その転職先で適応障害になった後のリスクがこんなに高いのか体験した時に思いました。

 

繰り返す適応障害

正社員からあてて派遣社員として転職して、3カ月以内の短期の仕事しか向いていないことが分かりました。

 

第三者から見れば「サボり癖」に甘えているわけですが、転職しても新しい仕事や社内規則を覚えるだけでも苦痛に感じ。「普通に仕事をさせてほしい」という気持ちが強くなり、決まってトイレにこもるようになりました。

 

新しい環境というよりセミナーに参加するのが嫌いだったようです。

 

コンプライアンスのセミナーや資格取得の勉強会など人と接するのが苦手なため、セミナーがあるたびに3日くらいは体調不良で休むことが繰り返し起こるようになり、社内のカウンセリングを利用して相談をしました。

 

その結果、正社員より期間がはっきりしている派遣社員の働き方のほうが働きやすいということで思いっきり働き方を変えました。

 

このように自分の向いている働き方を把握していれば良いのですが、大半は自分の働き方より生活を優先に転職先を選ぶため、ストレスに対応できない人は転職しても適応障害を再発してしまう可能性が高いのです。

 

転職を繰り返すと症状が治らないかも?

転職を繰り返すということはまた1から仕事を覚えることのプレッシャー。そのストレスで適応障害を引き起こしているのなら、再発の可能性は十分にあります。

 

再発を引き起こすことを繰り返すと、適応障害から心の疾患を引き起こし、症状がなかなか治らないこともあるのです。

 

生活のために働くことは当たり前のことですが、転職をして適応障害を再発するリスクがある環境のままであれば、働かないほうが良いかもしれません。

 

もしかしたら、転職よりも今の職場に復職したほうが当事者のためになるケースもあるのです。