適応障害と遅刻の関係

適応障害と遅刻の関係

適応障害と遅刻

今までは遅刻や欠勤がなかったのにもかかわらず、遅刻や欠勤が増えたと言う事があれば、適応障害を起こしている可能性があります。見た目は変わらないために、他の人からは「最近、やる気が無いよね。」「また、休んでるね。」などとサボっている人に見られてしまいます。学生の場合には、学校への遅刻や欠席により先生や友達からそのように指摘される事もあります。

 

近年は「職場不適応症」と呼ばれる人が増えています。適応障害のひとつですが、仕事に行こうとすると朝どうしても起きられない、朝起きられなくて遅刻をしてしまう、仕事に行く事が出来なくて欠勤してしまう、会社に行こうとすると身体症状として頭痛や吐き気、めまいと言った症状が現れる。といったものです。

 

こうした、適応障害の初期症状に会社に行く事へのストレスから遅刻や欠勤になってしまうと言う事もあります。うつ病と似ている症状ですが、原因がはっきりしているのが適応障害です。そのストレスの環境から話してあげると言うことはとても大切です。

 

遅刻への配慮

適応障害と診断された場合、会社側としてはどのように対応をしたらよいのか、本人との接し方について頭を悩ませる事が多いかと思います。心の病気で休職する人が増え、会社にも大きな影響が出ているというのも事実です。職場の中に相談できる部署を設けたり、外部の医療機関と提携をするということもありますが、一緒に働く職場の理解は必要です。

 

上司や管理職は、部下の様子を直接見る事が出る立場になります。健康は本人が自分自身で守る事が原則になりますので、遅刻をする傾向にあるのであれば通常の勤務時間より短い時短での勤務形態にしてもらうなど、本人と会社の相違の上で働くということは1つの方法です。