適応障害と面談

適応障害と面談

人事と面談について

適応障害の人の面談の中で、人事が復職する際に必要な項目をみていきます。復職時に就業可能だと判断する5つの基準について、@就業意欲力 Aリズム力 B回復力 C通勤力 D適応力というものがあります。

 

@については、本人が働きたくないといえば、人事側から強制して働かせる事は全く意味が有りません。少し働く意欲が出てきましたという程度だと、再発を繰り返してしまう可能性がありますので、「やりたいんです。」と言う言葉が大切です。

 

Aについてですが、生活リズムです。生活リズムが不規則だと適応障害になりやすくなります。身体へのストレスが感じにくい身体をつくるためにも、生活リズムをしっかりとするようにアドバイスをします。

 

Bは睡眠の事を指します。生活リズムと同じですが、起床時間や就寝時間がほぼ規則的であるか、復職後にそのような生活を送っているときの疲労度合いなどもチェックしていきます。

 

Cは会社の就業時間どおりに出勤できるかの確認です。今までと同じで問題ないと言う事であれば良いのですが、ラッシュは避けたいなどという言葉が出るようであれば配慮は必要です。

 

最後にDですが、休職に至った原因がなにであるかを追及する事です。その原因に適応できなかったので、場合によっては環境を代えるということが必要になってくる可能性があるからです。

 

適応障害と産業医の面談

企業によっては健康相談窓口というものがあって、定期的に産業医と面談が出来るようになっています。心の相談窓口である健康相談室は保健師が在籍していて相談が出来たり、提携している医療機関に相談したりする事が出来ます。何度かメールでのやり取りをした後に直接お話をする事も可能です。

 

休職する際や復職後も産業医との定期面談は就業を続けていく上で大切なものになるはずです。