適応障害と高血圧

適応障害と高血圧

適応障害は精神疾患ですが、適応障害が原因で体に現れるさまざまな症状は「心身症」と言われます。この心身症の代表的なものといえば、胃炎や胃潰瘍、偏頭痛というようなものですが、精神的なストレスが原因で起こる場合、高血圧も心身症に区別されます。

 

ここでは、適応障害と高血圧について、掘り下げていきましょう。

 

高血圧とは

高血圧とは、みなさんご存知のとおり、血圧が病的に高い状態のことです。高血圧の原因には、生活習慣などが大きく関わっていますが、実はストレスも高血圧の原因になるということは知っているでしょうか。

 

これはなぜかというと、血圧も自律神経と密接な関わりがあるからです。過度のストレスが体にかかって、自律神経が乱れてしまうと、体にさまざまな不調がでますが、血圧がうまく調節できないというのも、その1つです。そのため、ストレスがたまると高血圧になるという人がいるのです。

 

適応障害と高血圧

それでは、適応障害の場合も高血圧になることがあるのでしょうか。

 

適応障害自体もストレスが大きく関わっている病気であるから、その症状として高血圧が出て来る人もいます。これに、そもそもの食習慣があまりよくないものであった場合、高血圧になる可能性が高くなるでしょう。

 

また、適応障害になる人というのは、自律神経失調症にもなっている場合が非常に多いです。適応障害自体が、自律神経が乱れた状態であるといっても、間違いがないくらいでしょう。

 

そのため、自律神経失調症で現れるような症状は、しばしば適応障害でも出てきてしまいます。

 

もしも、適応障害が原因で高血圧になっている場合、それが極端なものではなければ、生活改善でまずは高血圧の改善をすることになるでしょう。あまりに高すぎた場合には、服薬治療が行われることも、考えられます。