適応障害と逆流性食道炎

適応障害と逆流性食道炎

適応障害はストレスが深く関わっている精神疾患です。そのため、身体症状として、ストレスと密接なかかわりのあるものが、出て来ることがよくあります。

 

その中の1つに数えられるのが、逆流性食道炎でしょう。ここでは、逆流性食道炎と適応障害についてご説明していきます。

 

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎とは、その名前から想像できるとおり、胃の内容物が食道に逆流してしまうものです。このために、食道の粘膜が傷つき、炎症を起こしてしまいます。なぜ、胃の内容物が食道に逆流すると、炎症が起きるのかというと、胃酸が関わっています。

 

胃酸とは、胃の内容物を消化するための強い酸のことです。胃の粘膜は、常に胃酸にさらされているため、胃酸の消化機能に傷つけられないようなものになっています。しかし、食道の粘膜には、そういった機能はないため、胃酸の強い酸に傷つけられてしまうのです。

 

逆流性食道炎と適応障害

逆流性食道炎は、食事の内容が原因で起こることが多く、食べ過ぎや飲み過ぎで胃が疲れてしまうと、起こりやすくなります。また、加齢や、背中が曲がって、お腹が圧迫されているということも、原因になります。

 

しかし、ストレスが多くなると、悪化しやすい病気でもあります。また、逆流性食道炎になることで、常に胸焼けがあったりすることで、気分がさえなかったり、食欲がなくなったり、仕事でミスが多くなったりというようなことが出て来る人も少なくありません。

 

ですから、何らかの原因で適応障害になった場合に、逆流性食道炎になったり、逆流性食道炎が悪化したりすることもあれば、逆流性食道炎になったことをきっかけに、日常生活に支障をきたすようになり、その状況に適応できずに、適応障害になるという場合もあります。

 

どちらにしても、適応障害も逆流性食道炎も、完治するまでしっかり治療することが必要です。